エンブレムのはがれ Peeling Steering Wheel Emblem
ついにハンドルのエンブレムもはがれてしまいました。目の前に銀色の円盤。
サーブ車ではお決まりのエンブレムのはがれ。
ボンネットとトランクのそれは時間が来れば劣化するのは致し方ない。「消耗品」と諦めていましたが、こっちもかよ。
エンブレムの周辺に4箇所隙間が見えたので精密ドライバーを差し込んで慎重に引き上げてみたところうまく外れてきました。
バッチの材質は軽くて柔らかいアルミ製で、4箇所の足をハンドルの裏で内側に曲げて固定しているだけです。はがれ落ちた薄膜はどのように印刷されているのかは分かりませんが、ボンネットエンブレムと同じでウレタン塗膜のように曲げるとパリパリ割れる材質です。
交換用のエンブレムはEPCを見てもリストには載っていないようですし、ネット検索をかけても見当たりませんのでパーツとして購入できるかは分かりません。
仮にパーツがあったとしてヤ〇セに交換修理を頼んだ場合、エアバッグを外しての交換になるんでしょうから、こんなものでも結構な作業賃となるのは明白です。いやいや「エアバッグごと新品に交換だわ」なんてことを宣告されそうで聞くのが正直怖いです。 今まで何度驚かされたことか。
幸いなことにエンブレムはほぼ完全な状態で綺麗にはがれてくれたので 修理を試みることにしました。溶剤系の接着剤を使ったら侵されるかもしれないのでホットタイム90分の2液混合のエポキシを使いました。
アルコールで脱脂したアルミエンブレムの表面によく練ったエポキシを筆で盛りました。次にドライヤーで充分暖めます。これで泡が抜けて均一に伸びて表面を覆います。はがれ落ちたマークを慎重に載せて、上から筆で押さえて余分な接着剤を追い出します。最後に縁にはみ出てきた接着材を慎重に拭って表面をアルコールで清浄して終わり。硬化を待ちます。
今回使った道具です。あとはハンドルへの取り付けをどうするかですね。
4箇所の取り付け穴にバッチの足を差し込んでから、細いマイナスドライバーを使って足を内側に曲げました。そして元通り。